昭和34年に金型職人だった先代が板バネプレス専門工場として創業して以来、金型作りを核とした薄板バネプレスの生産体制が脈々と受け継がれてきている。
薄板バネプレスの業界は受注ロットが何十万個の世界で、国内はもとより海外との受注競争も熾烈であるが、いまや、薄板バネの金型製作とプレス加工の技術では、中国はもとより国内でもトップクラスの高難度技術を保持していると評価されている。「受注→金型設計製造→プレス加工」の一貫型で、営業段階から発注先の要望に応じた技術提案を得意としているのも同社の強み。
下町5区のものづくり活性化事業として実施されているTASKものづくり大賞に３年続けて入賞するなど、新たな生活用品市場にも挑戦している同社の今後の展開が期待される。