2024.02.04

株式会社トミテックのプレスリリースを配信しました

製造工程で生まれる金属端材を有効活用したい!0.03mmからの精密金型設計製作と順送プレス加工を得意とする国内トップクラスの薄板バネ製造工場が商品アイデアを募集。

(本記事は「足立ブランド」としてPR TIMESに掲載したプレスリリースの転載になります)

足立区の優れた製品・技術を認定する「足立ブランド」は、2024年2月6日(火)〜2月8日(木)の3日間、東京ビッグサイトで開催される「第97回東京インターナショナル ギフト・ショー」に出展致します。「足立ブランド」認定企業であり、ギフト・ショー出展企業でもある株式会社トミテックの「金属プレスの工程で生まれる端材活用の取り組み」をご紹介します。

身近に使われているのに誰もその名前を知らない、そんな技術があります

以下の道具には全てある技術が使われています。一体なんだかお分かりになるでしょうか?

プールに設置されている飛び込み板、パスタなど料理をつかむのに使うトング、自宅の照明をON/OFFするスイッチ、爪切りにピンセット、ボールペンやシャーペンの根本に付いているクリップ、時計やおもちゃに付いているぜんまい、トラックや貨車に付いているサスペンション、書類を留めるダブルクリップ、リモコンの乾電池を入れるところに必ず付いている止め金具、リュックサックやウエストポーチのバックル。

正解は…「板バネ」です。
と聞いてもピンと来ませんよね。バネと言われると皆さん針金をらせん状に巻いたような形状を頭に思い浮かべると思いますが、「板の形状をしたばね」を板バネと呼ぶのです。

金属やプラスチックの「力を加えると曲がるが、手を離すと元に戻ろうとする力=復元力」を利用して物を固定したり、つまんだり、動かしたりする。
あまり意識せずに利用していますが、実はこうした「板バネ」の技術は人類の歴史でも非常に古くから活用されてきました。弦の元に戻ろうとする力を利用して矢を遠くに飛ばす弓矢も、板の力で地面からくる衝撃を吸収しようとするスキー板も、広義の「板バネ」と言えるでしょう。
私たちが日々何気なく使っている家電のリモコンやOA機器、自動車など、物理的なスイッチがあるものほぼ全てに「板バネ」が使われていると云っても過言ではありません。

今、日本国内で板バネを作り続ける意味、そして板バネの存在価値とは

そんな「板バネ」の中で、厚み1mm以下の金属板で作られた「精密薄板バネ」に特化して、金型設計・金型製作から金属プレス加工までを行う企業が足立区にあります。2018年に区内の優れた製品・技術を認定する「足立ブランド」にも選ばれた株式会社トミテックです。

トミテックが得意とするのは「区内で型が作れるのはうちだけではないか」と代表取締役・尾頭美恵子氏が語る「順送プレス」と呼ばれる金型の設計・製作と、その「順送プレス」金型を使った精密薄板バネの製作。

通常の金型ではひとつの金型に対して単一の加工しか出来ないため、複雑な形状をした製品の加工をするためには都度、人の手で金型を取り替えなければなりません。しかし順送プレスでは専門の金型を製作することで1つの金型で複数のプロセスを処理できるため、出し入れの時間を省略して作業を効率化できるのはもちろん、大量ロットにも対応できるのだとか。

その分、金型は大型になり、複数の工程とバネ材の塑性・弾性を考慮する必要がある順送プレス金型の設計・製造には高度な技術が要求されます。ただ部品の製造を請け負うだけでなく顧客の技術課題をヒアリングして提案する問題解決型の営業手法も必須になってきます。
こうした複雑な形状や材料費が高価な銅製品の精密板バネなど、所謂「高付加価値」の板バネ量産ニーズに絞って国内生産の活路を見出し、成長を続けている企業がトミテックなのです。

大量に作れば安い、海外で作れば安い。そんな先入観が逆に顧客企業の問題解決を妨げているのではと語ってくれたのは、専務取締役の尾頭孝幸氏。

「板バネというのはそもそも、その存在自体が人類の知恵が詰まった課題解決ツールなんですよ。金属が持つ復元力を活かして、それをスイッチにしたり、物を固定したり。それなのに、国外に出してロットが苦しい、安価なものはすぐ壊れてしまうと悩みが増えていては本末転倒です。私たちは精密薄板バネを得意とする企業として、板バネを作る者こそ、最も課題解決力と創意工夫に優れた者でないとおかしいと信じています。そして順送プレスの金型を作ることが出来るというのは、自分たちの課題解決力に自信があり、良いものを長く安定して作り続けられるということ。お客様にとって、課題解決に役立つ良い品質の製品づくりをその第一歩からお手伝いして、長く安定して作り続ける。これが私たちが目指すトミテックの未来像です。」

規格品を作る過程で生まれる規格外を活用したい

そんなトミテックがいま、本業に加えて力を入れているのが「端材の有効活用」。
実は板バネで高い課題解決力を誇るトミテックが「まだまだ得意ではない」と語るのが、この端材を活用しきれていない、という課題の解決なのです。

金属プレスは「金属の板を決まった形に切断・分離したり打ち抜いて変形させる」工程が含まれるため、製品が生まれるたびに「残った部分」としての端材が生まれます。規格にあったモノづくりをすればするほど、同時に端材が生まれていきます。

この「端材」を売れなかった残りの部材、残りカスと捉えるのは簡単です。
しかし、考え方を変えれば「たまたま使われなかった側」というだけで、素材も、一流の職人が一流の機械を使って加工したという点も、全て製品として出荷された精密板バネと同じです。

もちろん無料で「あげる」と言えば、何かに使えるかもと面白がって貰ってくれる人はいるかも知れません。でも処分に困っているのではなく、「端材の規格外れ感や不揃い感をそのまま面白いと感じて新しいプロダクトに生まれ変わらせる」という課題解決を、今トミテックは求めているのです。

Weight4

 

ホッとウェイト

求む、端材を活用する柔軟で斬新なアイデア

同じようにモノづくりの過程で生まれる端材を抱える樹脂や皮革、木材を扱う製造業者と共に実験的な端材活用の場である「チョコ・ザイ」プロジェクトに参加したり、試験的にステンレス端材を使ったパワーリスト&&アンクルバン「Weight4」をリリースしてみたり、砂状のステンレスと本革を組み合わせたペーパーウエイト「ホッとウエイト」を開発してみたり、さまざまな試行錯誤を続けていますが、決定打になるような商品がまだ生まれていません。

iNSTA-CLiP

 

「自由に曲げられる金属という自社が持つ技術の強みを活かした商品としては、『iNSTA-CLiP』という実績があります。インスタントカメラで撮影した写真をおしゃれに掲示するステンレス製のクリップです。雑貨EXPOに出展して好感触を得たのですが、これは端材を活用した商品では無いのでこの商品を作るにもまた端材が出てしまう。端材も端材の良さを活かした何か良い商品を生み出したい。ぜひ皆さんのお知恵を拝借したいです。」

実際の端材をぜひ手にとって見てみたい、板バネについて詳しく知りたいという方は、事前に問い合わせすれば工場見学なども可能とのこと。高い付加価値を持つ国産精密薄板バネ、そして日本のモノづくりの価値を更に高めることが期待できる「金属端材の活用」に、ぜひアイデアマンとして、パートナーとして力を貸してください。

トミテックが誇る精密薄板バネの技術、そして金属端材の実物は、2024年2月6日(火)〜2月8日(木)の3日間、東京ビッグサイトで開催される「第97回東京インターナショナル ギフト・ショー」でも見ることができます。

ギフト・ショー内の「SOZAI展」コーナーに「足立ブランド」としてで出展しており、端材を活用して生まれた商品や商品になる前の端材なども展示されているとか。ぜひご来場の上、端材が持つ可能性を感じてみてください。

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企業情報
株式会社トミテック
https://www.tomitech.co.jp/

会社名:株式会社トミテック
住 所:東京都足立区六町4丁目12番15号(本社・工場)
電話番号:03-5851-8812
代表者:尾頭 美恵子
事業内容:
・精密プレス部品製作
・精密金型製作

「足立ブランド」は、区内企業の優れた製品・技術を認定して、その素晴らしさを全国に広く発信することで、区内産業のより一層の発展と足立区のイメージアップを図ることを目的とした事業です。
株式会社トミテックは、この「足立ブランド」認定企業です。

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取材など掲載情報に関するお問い合わせは、「足立ブランド」の運営事務局でもある産業経済部産業振興課ものづくり振興係でも受け付けております。

産業経済部産業振興課ものづくり振興係
電話番号:03-3880-5869
ファクス:03-3880-5605

足立ブランド公式Webサイト
https://adachi-brand.jp/

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