2024.05.29

株式会社ヨシオのプレスリリースを配信しました

ピカピカしない、アクセサリーのように身に着けられる新しい反射材を開発!200以上の自社の特許・実用新案を自ら更新し続ける「ヨシオ」の財産は、社員一人一人の自由なアイデアや発想と「夢」にあった。

(本記事は「足立ブランド」としてPR TIMESに掲載したプレスリリースの転載になります)

 ■ 「安心・安全・アイデア」社員の提案を形にすることで新製品を開発

株式会社ヨシオ(以下ヨシオ)は、交通安全用品や防犯用品などを主として製造・販売するメーカーです。「安心・安全 そしてアイデア」をモットーに、さまざまな自社商品を開発しています。

例えば、夜道を歩く時の安全に欠かせない、反射材。同社が開発したこちらの商品(下写真)をご覧ください。

反射材というと、蛍光色のピカピカしたものが思い浮かびますよね。でも、通勤・通学など日常的に身に着けるには少し派手……。

そこで同社が開発したのが、まるで革製品のような反射材「アンティークリフレクター」です。通常は革のような見た目ですが、光を受けると反射材と同じように発光します。このようなアクセサリーのような反射材であれば、カバンなどにさりげなく付けておくことができ、常に安全を確保することができますね。

この「アンティークリフレクター」は、ある社員のアイデアから開発がスタートしました。このようにヨシオでは、開発担当者だけでなく全社員から広くアイデアを募り、形にしていくことを大切にしている会社なのです。誰もが自由にアイデアを発信することができ、仕事へのやりがいを感じている社員が多いといいます。

■ ヨシオの手掛ける交通安全・防犯の商品

「アンティークリフレクター」の他にも、同社では安心・安全にかかわるたくさんの自社商品を開発してきました。これまでに取得した特許・実用新案の数は200以上。

人気商品の一部をご紹介します。

◯「リフレクブラック」(反射シール)

従来の反射シールでははがれてしまうような、スニーカーなどの素材や撥水加工がされた物にも貼れる新素材の反射シール。昼間は目立たない、マットな質感のブラックです。傘やレインコート、自転車などさまざまな物に貼ることができます。

◯「サイクルピアス ほたるくん」

自転車のハンドルグリップに吊り下げる反射材です。夜間走行中の車が自転車に気付きやすいよう開発されました。自転車の左折時など、後方に付けた反射材が車から見えなくなる場合にも安全です。

◯「SOS笛付きコイルロープ」

車のライトを反射して発光するため、普段は夕暮れ時や夜間の交通安全に活用できます。パーツ部分は笛になっており、災害・遭難緊急時にはSOSの合図として笛を吹くことが可能です。コイルロープは約80cm伸び、楽に口元まで持っていくことができます。

◯「防犯ブザー」

ピンを引き抜くと大音量でブザーが鳴り、ひったくりや不審者などからの被害を防ぎます。ビル4階から落下しても問題ないほど強い耐久性と、雨の日でも電子部品が壊れない防水加工が特長です。

充実した設備と長年の技術で、OEMにも対応

ヨシオでは自社製品の開発だけでなく、メーカーから依頼を受けて制作するOEMにも対応しています。アイデアを形にするための最新設備が充実しており、長年の開発によって磨かれた技術、蓄積された知識によってさまざまな製品開発をサポートしてくれます。
社内では、Illustrator、Photoshopなどのデザインソフトも活用しており、企画・デザインの段階から手掛けることも得意としています。

また、近年では、OEMで培った自動車シートの製造に用いる技術を応用し、あるコンテストで入賞した子育て中の女性のアイデアを製品化することにも挑戦。テーブルなどに貼り付けてふちを作り出す「オトスナテープ」という商品を開発しました(下写真)。

「オトスナテープ」は、2016年のTASKものづくり大賞にて大賞を受賞し、現在も人気商品として販売され続けています。

■なぜヨシオでは次々と新しいアイデアが生まれるのか

ヨシオの創業は1948年。現在は三代目となる小泉博史氏が代表を務めています。

創業当時は、「ケトバシ」と呼ばれる手動のプレス機で育児用の三輪車を製造する事業を営んでいました。ところが1967年、オイルショックの影響を受けて経営が大きく傾きます。そこで、二代目にあたる現会長・小泉俊夫氏が、三輪車のサドルにマンガをプリントした新商品を開発。これが大ヒットとなり、経営を立て直しました。

その後も、ベビーカーの手すりに発泡スチロールを巻いた商品や、レザーと樹脂素材を溶着する方法を開発するなど、次々と新たなアイデアを形にしていくことで事業を発展させてきました。

新製品の開発の際に大切なこととして、俊夫氏はこう語ります。

「大変な時も人のせいにせず、逃げないこと。諦めず考え続け、『もうだめだな。無理だな』という状況になっても別の仕事をしながら考える。そうやっていれば『これだ』というものが必ず出てくるんです」

先代から受け継がれた「諦めずに常に新しいものを考え続ける」という姿勢は、現在の会社の在り方にもつながっているのでしょう。社員一人一人が自由な発想を持つことは、働く人にとってやりがいや喜びとなるだけでなく、会社にとっても大きな財産となっています。

■自社の特許を改変していく商品展開の速さと、人の縁の力

ヨシオでは、新商品を開発する度に、特許・実用新案・商品登録を行い、販売時の安心感を確保しています。しかし、商品を販売するまでに権利取得が間に合わないことも多く、その間に類似品が出回っていきます。そのため同社では、申請後の商品に改良を加えていくことで、自社の特許を改変し、常に新しくすることを心がけています。

類似品の登場は、ヒット商品にはつきもの。それに対抗するためには「いち早く次の商品を出すこと」だと会長の俊夫氏は言います。

また、新商品やヒット商品開発の背景には、俊夫氏とまわりの人々とのつながりが深く関係しています。

例えば、自転車のハンドルグリップに付ける「サイクルピアスほたるくん」は、ある取引先の失敗によって反射材が大量に余ったことがきっかけで開発がスタートしました。発売当初はそれほど認知されなかった「サイクルピアスほたるくん」。ある日、足立区の異業種交流会のメンバーから「軽井沢に行くと自転車がたくさんある。これを付けてもらってはどうか」とアドバイスをもらい、やってみることに。するとテレビ番組で取り上げられ、たちまち売れるようになりました。この出来事が、交通安全製品を手掛けるきっかけになったのです。

交通安全製品を手掛けたことは、さらなる事業につながります。ある人から全日本トラック協会につないでもらい、協会から「アイドリングストップを促進する製品を作ってくれないか」との依頼が。そこで開発した「アイドリングストップ・キー抜きホルダー たの身のつな」も、大ヒット商品となりました。

アイデアを生み出す同社の企画力と、俊夫氏が大切にしてきた人との縁が重なり合うことで、同社の発展は支えられてきたのです。

■今後の展望(会長・俊夫氏の思い)

父が創業してから70年以上の間、会社がつぶれそうな局面も何度もありました。その度に、「夢なきところ民滅ぶ」という言葉を思い出し、会社の未来を描き続けることで乗り越えてきました。厳しい時でも諦めず何かを生み出そうとする力は、父の背中から学びました。社名を父の名前、「ヨシオ」にしたのはそうした想いからです。

現在当社は、全社員が力を合わせ、「ひとりひとりのお客様に喜ばれる製品づくりと、細やかなサービスのご提供」を目指しています。交通安全用品や防犯用品に加えて、環境・OEM も含めた「4輪駆動経営」の方針のもと、製品づくりを通して技術を研鎖してきました。培ってきたノウハウを新製品開発に活かし、価値ある製品づくりを行うことで社会貢献につなげていきたいと考えています。

優秀な社員にも恵まれており、これからも彼らの意見を尊重しながら共に成長をしていけると確信しています。

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企業情報
株式会社ヨシオ
https://www.yoshio.net/

会社名:株式会社ヨシオ
住 所:東京都足立区千住大川町20-11
電話番号:03-3888-4584
代表者:小泉博史

事業内容:
1.交通安全反射材用品の製造販売(警察・役所向けノベルティー・店舗販売)
2.防犯ブザーの製造販売(学校・役所・教育委員会向け・店舗販売)
3.トラック用アイドリングストップ支援機器の製造販売(各トラックメーカー・運送会社)
4.OEM 他社製品の製造と技術開発(特殊ウエルダー加工・抜き加工・コンピューターミシン加工)

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