株式会社横引シャッターのプレスリリースを配信しました

2代目は徳川秀忠を目指せ?!この春、創業39周年を迎える「株式会社横引シャッター」全国との取引実績を生かして、足立区へ恩返しを。”サンキュー”が循環する未来計画!!

優れた製品・技術を持つ事業者を広く認定し区内外へPRする「足立ブランド」。認定企業である株式会社横引シャッターが2025年4月3日に創業39周年を迎えます!

(本記事は「足立ブランド」としてPR TIMESに掲載したプレスリリースの転載になります)

足立区に本社を構える『株式会社横引シャッター』(東京都足立区綾瀬、代表取締役市川慎次郎)。創業者の遺志を継ぎ、新たな時代へ挑む2代目社長・市川慎次郎氏が語る、先代の教えと自らの経営哲学、そして今後30年を見据えた3代目への事業承継計画。そして、足立ブランドのひとつとして、”地元・足立区への恩返し“を目指します。

◼︎創業者の想いと横引シャッターの誕生

『株式会社横引シャッター』の歴史は、先代社長・市川文胤(ふみたね)氏(1942年生まれ)が1970年に創業した『株式会社中央シャッター』から始まります。多くのシャッターに関するノウハウをもとに、1986年に横引きにより開閉するシャッターを主力商品に据えた『株式会社横引シャッター』を創設。かつては180人の社員を抱える規模にまで成長しましたが、借金がかさみ経営危機に。

その渦中であった2004年、2代目市川慎次郎氏が入社。9億円にもなった借金もようやく返済の目途が立ち、危機を脱した2012年末、先代が急逝。すぐに慎次郎氏が2代目を継ぎましたが、一時は社員11名にまで縮小し、先代が遺した会社を存続させるべく、歯を食いしばって進み続けました。そんな苦難の時期を乗り越え、現在は30名の社員と共に、着実な歩みを続けています。

<創業者の市川文胤(ふみたね)氏>

【9億円の借金を完済するまでのドキュメンタリードラマ『復活の軌跡』】
https://www.yokobiki-shutter.co.jp/lp/lp202201/

<駅やビルでよく見かけるこの形状が、横引シャッター>
<和風建築や古民家などにも!建物に合わせて後付けすることができます>

先代である文胤氏は、典型的な“町場のオヤジ”ともいえる超ワンマン社長だったと慎次郎氏。時に力で社員を束ねることもありましたが、その根底には優しい性格があったといいます。「商いは益を求めて商いならず」という理念を掲げ、利益追求だけでなく、顧客や社会への貢献を重視していました。

「実は『益』の字は、欲という字を冠にした創作漢字で、欲も求めてはならんという思いが込められています。一貫して『他人様に喜んでもらってこそ商いだ』と、先代は徹底していました。今もこれが原点になっています」

そんな先代の特筆すべき才能は、夢を語る力と、それを現実のものとするカリスマ性でした。
「もちろん聖人君子ではないし、様々な発明品を作りましたが、失敗も多かった。ですが先代の『0を1にする力』は、創業者たる資質だったと思います」
そうして既存のシステムに改良を重ね、誰もが使いやすい仕様へと向上させたのが「横引き仕様のシャッター」。これが会社の看板商品となり、経営を支える柱となりました。

<足立区長と対談する先代・市川文胤氏>
<餅つき大会で談笑する先代。隣にはいつも2代目の姿が>

◼︎2代目が描く未来図

慎次郎氏の経営哲学の核心は、「好きな仲間と楽しく働けて、みんなで豊かになる」という言葉に集約されています。社員の幸福と会社の成長のバランスを重視。

「現在、中小企業が直面している人不足を思えば、定年など不要」と、定年制は運用せず、長く働ける環境作りにも注力しています。

<HPの求人ページからも、共に働く”人”への熱い想いが伝わってきます>

「しかし」と慎次郎氏。
「現在の我が社の事業の根幹にあるのは、全て先代が作ったもの。私の役割は、それを現在の手法や法律に則り、綺麗に整えてきただけなんです」

<2011年先代市川文胤氏が会議中に急逝。突然託されたバトン。慎次郎氏は無事に乗り切った>

先代が築いたとはいえ、その基盤を大切にしながら、時代に合わせてブラッシュアップし、新しい価値を生み出してきたのは慎次郎氏の手腕によるところが大きく、そんな姿勢が、2代目が牽引する現在の『横引シャッター』の強みとなっています。

<影は薄いが地味にスゴイ!徳川秀忠>

慎次郎氏は、自身の役割を明確に認識し、立場を「徳川家康と徳川家光をつなぐ、徳川秀忠のような存在」と表現します。

「秀忠は影が薄い。ですが江戸幕府が300年続く、ベースとなる施策をいくつも打っています。戦国時代を引きずったザワザワしている世の中から、平坦な土地に均していきつつ、家光に繋ぐ。家康までのやり方と、これからの時代を作るためのやり方は全く違うわけで、それを上手に繋いだ秀忠の手腕はさすがだと思っています」

<政治的手腕が素晴らしく、江戸幕府が300年続く礎を築いた徳川秀忠。冷静と情熱のあいだに生きた、理想的な2代目だ>

そして、2代目としてその役割を全うするために、今後30年にわたる計画を立てているそうです。

その計画は、以下の3段階に分かれています。
・47-56歳:次世代への土台作り
・57-66歳:世代交代
・67-76歳:老害にならず会社に貢献

現在48歳の慎次郎氏(※2025年4月で49歳になります)

今後10年間で、3代目への継承に向けた基盤作りに注力します。その後の10年で実際の世代交代を進め、最後の10年では、会社に貢献しつつも、若い世代の足かせ、つまり”老害”にならないようにするというのです。

既に3代目候補として、高校3年生の息子さんがおり、彼が17歳の時から事業承継教育を実施。将来の経営者としての意識づけを行っています。

しかし、慎次郎氏は単に息子に会社を託すだけではありません。「先代の教えが正しかったことを証明するのは、私ではなく、3代目が会社を軌道に乗せること。そこで初めて先代の正しさが証明できます」と語り、そのために今から準備を進めているのです。

<ご自身も幼い頃から帝王学を受け、会社と共に成長した>

◼︎地域貢献と社会的責任

現在は社会貢献活動にも積極的に参加しています。「当初はうちの会社が貧乏で、あまりやってこられなかった」そうですが、その中でも「やれること」を探して、少しずつ地域に貢献してきました。そのひとつが「足立ブランド」への参加です。足立ブランドに認定されたのは2008年のことで、まだ先代が元気なころ。

「お金はない、人手もない。ないない尽くしの我が社でしたけれど、だからといって何もしないのは違います」応募の2年前から、何か地域に恩返しができないかを模索。そんな中で見つけたのが「足立ブランド認定企業募集」のお知らせでした。これなら自分たちが持っている全国のネットワークを活かして、足立区のPRができると考えたといいます。

<2007年度に開始した「足立ブランド認定事業」。2008年から参加する同社はブランドを牽引する存在だ>

「足立区って実は凄い会社がたくさんあります。会社そのものを紹介するならば、企画力と実行力の問題で、お金も人手もかかりません。アイデアを考えたり、ネットワークを活かした『恩返し』ならできる。足立ブランドへの参加は、自社の利益は追求しないことが僕のルールなんです」

現在は足立ブランド認定企業として、他企業との橋渡し役も担っています。
「メディアの方から『尖った企業、ないですか?』と聞かれることが多いのですが、その時も『足立ブランド』を紹介しています。64社のどこを紹介しても、ほとんどが尖っていますし、『横引シャッター』から紹介されたと言ってもらえれば、こちらもほとんど取材OKですからね(笑)」

ほかにも地域清掃活動への参加や足立区社会福祉協議会が必要としている備品や資材の無償寄付(年/約100万円)、地元の障がい者施設が製造しているパンを月280個購入するなど、「できること」をコツコツ続けているそうです。

ただし、ただのボランティアではなく、

「①継続できること、②わが社にメリットがあること

この2点は外せないポイントだと話します。

「我が社の企業規模ですと、障がい者雇用は努力義務であり、雇用するのは難しいのが現状です。そこで障がい者の方が働いている施設で仕事が創出できないかを考えました」

福祉協議会に相談し、決めたのが障がい者施設で製造するパンの購入。当初は作っていなかった食パン作りも依頼し、パンは福利厚生として社員に分配。家族と食べることで、障がい者への理解を深めてもらっているそうです。

<「綾瀬なないろ園」のパンも購入♪>

 

会社の将来ビジョンとして、慎次郎氏が掲げるのは

社長不在でも機能する組織作り

今年3月に体調を崩した経験から、「社長の死は社員にとってリスクでしかない」と考え、社長がいなくても通常業務が回せる体制作りを進め、それも徐々に形になっているそうです。

キャッチフレーズは「会社から社長を追い出せ!」

こんな言葉で社員を鼓舞する会社はほかにはありません。

最大の目標は「社員が楽しく働き続けられる会社を作る

そのために、採用では技術よりも人柄を重視し、社員同士の良好な関係性作りに注力しています。そして全国との取引実績を生かしつつ、地元・足立区への恩返しを忘れない。その姿勢こそが、『横引シャッター』の真の強みとなっています。

2025年4月3日に創業39周年を迎える『横引シャッター』。これからの10年、20年・・どのような進化を遂げ、どのような形で社会に貢献していくのか。「足立ブランド」を中心としたネットワークが、日本の中小企業のひとつの指針となることを、期待しています。

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企業情報
株式会社横引シャッター
https://www.yokobiki-shutter.co.jp/

会社名:株式会社横引シャッター
住 所:東京都足立区綾瀬 6-31-5
電話番号:03-3628-4500
代表者:市川 慎次郎

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取材など掲載情報に関するお問い合わせは、「足立ブランド」の運営事務局でもある産業経済部産業振興課ものづくり振興係でも受け付けております。

産業経済部産業振興課ものづくり振興係
電話番号:03-3880-5869
ファクス:03-3880-5605

足立ブランド公式Webサイト
https://adachi-brand.jp/