半世紀の技術力と独自の一貫生産体制で、業界の技術革新を牽引。サステナブルなパッケージングで未来を切り拓く『東京パック株式会社』が千本桜まつりで自社ブランドを発信!
足立ブランド認定企業の東京パック株式会社が2025年3月29日(土)、30日(日)の2日間、都立舎人公園で開催される「舎人公園 千本桜まつり」の足立ブランドブースで会社案内のチラシを配布します。
(本記事は「足立ブランド」としてPR TIMESに掲載したプレスリリースの転載になります)
『東京パック株式会社』(東京都足立区西伊興 代表:田畑虎幸)は、1967年の創業以来、環境負荷を大幅に低減する素材を活用し、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを推進しています。
▎パッケージ業界を取り巻く環境の変化と『東京パック』の挑戦
近年、環境保護への意識の高まりを背景に、テイクアウト用のドリンクカップやストロー、カトラリー類において、プラスチックから紙製品や自然素材への転換が急速に進んでいます。パッケージ製品は、その役割を終えると多くが廃棄物となる性質上、環境負荷の低減が業界全体の重要課題となっています。『東京パック』は、このような社会的要請に早くから応え、環境配慮と製品性能の両立を追求してきました。

企画提案からデザイン、金型・サンプルの製作、製造まで一貫した生産体制をとっており、業界では稀少な存在です。また全社でできる限り自動化することにも取り組み、高品質、低コスト、短納期の安定したもの作りが高く評価されています。自由度が高い設計や小ロット&多品種生産、大ロット&安定生産のどちらにも対応できる機材・設備が整っており、各顧客に合わせたパッケージ商品の製造が可能です。「これは難しいのでは」という顧客からの要望にも積極的に応えてきました。顧客が想定している製品への要望を聞き取り、様々な観点から適切な提案を行っています。

▎環境配慮型新素材3種の特徴
環境負荷の少ない素材として、同社が主力としているのがリサイクルA-PET バイオマスプラスチック、ライフェルシートです。それぞれの特徴を紹介します。
1. リサイクルA-PET


市場から回収されたペットボトルを粉砕・洗浄した再生ボトルフレークを主原料しています。2種3層構成になっており、表層にバージン原料を使用していることから、衛生的にも安全・安心です。石油資源使用量の削減を実現し、CO2排出量も削減。シート生産時のCO2排出量は、バージンシート生産時との比較をすると、全て再生PETで製造した場合は73%減、VRVシート(バージンシートでリサイクルシートを挟んだもの)では58%減と、大幅な削減率を達成しています。食品容器・ブリスターパックなど、一般的によく見られる素材から、UVカット処理・帯電防止処理などの、高い機能性が求められる分野にも対応しています。
2. バイオマスプラスチック


第二の自然素材は、植物由来の生物資源を原料とし、カーボンニュートラルの実現に寄与する素材です。同社では、トウモロコシ澱粉とポリオレフィンを複合させた「レジームST や、卵の殻を混合することでプラスチック使用量を削減した「卵殻入りバイオマスプラスチック」など、用途に応じた複数のバリエーションを展開しています。
3. ライフェルシート


ライフェルシートとは、ポリプロピレン(PP)にフィラー(無機質充填剤材、タルク等)を混ぜ合わせた複合素材を中間層として、PPで挟んだ3層構造になっています。東京パックでは、中間層に混ぜ合わせる素材にホタテの貝殻(CaCO3炭酸カルシウム)を採用。成分構成をフィラー約45%+貝殻11%+PP45 とすることで、リデュースとCO2削減に貢献する環境配慮型の素材としています。耐熱温度は130度で、電子レンジにも対応。ごみとして分別する際は“プラスチックではない材料”として廃棄することができます。着色料を使わずとも黄みがかった優しい色味が特徴で、また優しい肌触り・質感を実現しています。「バイオマスマーク(10%)」の使用も可能です。
▎先進的な製造技術による高品質化の実現



『東京パック』では高い清浄度を維持する特殊なエリアである『クリーンブース』を併設しています。ここでは特に安全性が求められる食品トレイや、医療現場で使用される各種容器を製造しています。工場入口にエアーシャワーを装備。工場内は高効率なフィルターを備えた加圧空調システムにより、室外よりも高圧にし、ホコリの侵入を防ぎます。また金属検知器や除塵機を設置し、清浄な環境で作業や製造を行えるように設計。入室についても、クリーンブースに異物を持ち込まないよう対策が徹底されています。


また同社は、「浅野研究所」製の連続真空圧空成形自動トリミング機やILLIG社製の小型連続真空成形自動トリミング機を始めとする多彩な真空成形機を導入し、高圧での成形を実現しています。この革新的な真空圧空成形技術により、金型への密着性が向上し、シャープな仕上がりと高い生産効率を両立しています。また従来の成形方法と比較してCO2排出量の大幅な削減も達成しています。
これには、以下のようなメリットがあります。
•金型が片面だけでよいので、安価になる
•薄いものの成型品ができる
•短期間で 製品化できるので、大量生産・少量生産の両方に適している
•試作の金型(プラスチック) が安価で素早くできる
•金型形状に忠実に表現でき、シャープな仕上がりになる
▎技術力が結実した自社ブランド「カバール」

『東京パック』は、培ってきた技術力とノウハウを活かした自社ブランド「カバール」も展開しています。壁を傷つけない着脱可能なスイッチカバーや立体的なブックカバー、携帯型靴べらなど、機能性、豊富なデザイン、手触りなど独創性が評価され、第8回TASKものづくり大賞」単独開発部門で大賞を受賞しました。
「真空成形・圧空成形は、日々技術改革を繰り返すお客様の製品と連動した『進化の連続』が求められる分野です」と同社代表の田端虎幸氏。「当社は1967年の設立以来、常に旺盛な探究心を胸に、半世紀にわたって限りなき挑戦を展開してまいりました。
今、パッケージ業界に求められているのは、環境との調和です。これまで培ってきた成形技術の全てを投入し、この新たな課題に粘り強く挑み続けることで、お客様の信頼を更に深めていきたいと考えています。『技術力』『情報力』『独創性』、そして『人間性』。この4つの要素を常に追求し、お客様と共に成長する企業であり続けることを目指してまいります。特に環境配慮型素材の開発においては、業界のフロントランナーとして、持続可能な社会の実現に貢献してまいります」


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企業情報
東京パック
http://www.tokyopack.co.jp/
オリジナル商品販売サイト
https://cover-ru.com/wpshop/
会社名:東京パック株式会社
住 所:東京都足立区西伊興1-18-4
電話番号:03-3899-8201
代表者:田畑虎幸
事業内容:
・ブリスターパック、スライドブリスター、シェルパック、規格トレイや部品トレイ、ディスプレイPOP、什器、工業トレイなどのパッケージや梱包資材の企画・提案・デザイン・生産
・オリジナル製品の企画・製造
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取材など掲載情報に関するお問い合わせは、「足立ブランド」の運営事務局でもある産業経済部産業振興課ものづくり振興係でも受け付けております。
産業経済部産業振興課ものづくり振興係
電話番号:03-3880-5869
ファクス:03-3880-5605
足立ブランド公式Webサイト
https://adachi-brand.jp/