2024.05.16

株式会社マーヤのプレスリリースを配信しました

ファブレス時代だからこそ、東京に自社アトリエのような縫製工場を持とう。東京で活動するすべてのアパレルブランドの強い味方、都市型縫製工場・株式会社マーヤがキービジュアルを作成。

(本記事は「足立ブランド」としてPR TIMESに掲載したプレスリリースの転載になります)

■誰でもブランドを立ち上げられる時代だからこそ、大切なこと

近年、インターネットの普及をベースにした、「店舗を持たない」「工場を持たない」アパレルブランドの立ち上げが相次いでいます。

InstagramなどのSNSで多くのファン(フォロワー)が付いていれば、都内の一等地に実店舗を構えなくても、インターネット通販で大きな売上を見込むことができる。或いは、クリエイターエコノミーの一環で、元々アパレルやファッションブランドの経験が無い個人がYouTubeやTiktokでアーティスト活動を行うことで、そこから自身の価値観を伝えるコンテンツのひとつとしてブランドを立ち上げ、洋服を販売するケースなども枚挙に暇がありません。

立ち上げから短期間で人気ブランドへと成長するアパレルブランドも多く、衣服やライフスタイルブランド分野における新規ブランド立ち上げの動きは当面続くものと予想されます。

それでは、こうしたチャンスを感じてブランド立ち上げに臨む方々は、逆にどのようなことに不安を感じているのでしょうか。昨年実施された「ファッションブランドの立ち上げに関する実態調査」から回答を一部抜粋させていただきます。

Q. これからファッションブランドを立ち上げるにあたり、不安や課題に感じていることがあれば教えてください。

1位:希望通りの工場と取引できるかどうか ……… 38.9%
2位:希望通りの工場を見つけられるかどうか ……… 33.3%
3位:他社との差別化が図れない ……… 33.3%
(2023年9月 シタテル株式会社 「ファッションブランドの立ち上げに関する実態調査」より引用)

洋服を「売る」ことよりも「作る」ことに対する不安が上位を占めていることがわかります。

同調査では「ファッションブランドの事業継続が困難になった理由」の1位も「希望通りの工場と取引できなかった」となっていました。

店舗や工場を持たないファブレスだからこそ、比較的簡単に立ち上げ、PRすることはできても、やはり着用して価値が伝わるアパレルの世界では「商品の品質」がリピーターの獲得やブランドの継続にあたっては、非常に重要です。

そこでぜひ皆さんに知っていただきたいのが、東京都足立区に位置する都市型縫製工場、私たち株式会社マーヤです。

■東京に、自社アトリエ(のような存在)を持とう

東京に縫製工場があることのメリットは、ご理解いただけるでしょう。

ファブレスでアパレルブランドを起業されるデザイナーさん、プロデューサーさんはやはり都内を拠点に活動されている方が多い。東京でデザインを描いたりパターンを引き、東京でインターネットを使って商品PRやブランドの発信を行い、東京やその近郊で商品の在庫・販売や発送も行う。

しかし生地・資材の調達や縫製など「実際に服を作る過程」を担うのは、地方の工場や海外の工場であることが多いのではないでしょうか。

デザインの再現度を実際に手にとって確認したい、生産現場を見て直接ディテールの指示を出したい、生地や資材・商品などを直接車で工場に持ち込んでサンプル作成を依頼したい。

そんな時に、最大の障壁となるのは、やはり「距離」の壁です。

どれだけインターネットが発達しても、やはり「洋服」という身につける実態のある商品を作っている以上、「買う」側はブランドへの信頼やスタイル写真で購入するところまで既に文化や私たちの感覚がアップデートされていますが、「作る」側は手触りや仕上がりを画像だけで確認できる領域までは到っていないように感じております。

その点、私たちマーヤであれば、1959年の創業以来、蓄積した技術で布帛オールアイテムに対応。コレクションやサンプル〜量産のご依頼までお応えできます。技術のご相談や工場見学ももちろん可能。これらのすべてが、皆さんが拠点を置く「東京で可能」というのが、強みです。

つまり、都内で工場を持たないデザイナーさん、アパレルブランドの皆さんに、自社アトリエのような機能・サービスを提供できる。そんな作り手の顔が見える縫製工場なのです。

こうした利便性は、もちろん商品の価値に転換できます。

今はアパレルブランドもモノ消費よりもコト消費の時代。

デザインを海外の工場に送って、とにかく安く作って貰った。というのも商品にとってひとつの大切な価値ではあると思うのですが、「縫製工場と何度も打ち合わせをして特殊な縫製を実現した」「こんなこだわりの生地を使った」「こんな糸を使っている」といった作り手の顔が見え、背景にあるストーリーに、消費者は惹きつけられます。

東京で縫製を依頼すること。それは作り手のストーリーを増やすこと。

そんな「東京にある縫製工場」のメリットを、より広くアパレルブランドの皆様に知っていただきたく、このたびキービジュアルを作成いたしました。

この記事を読んでくださった方には、もうご存知の内容の繰り返しになってしまいますが、「東京で服を作る(東京で縫製する)」ことの価値、メリットが、少しでも広がれば幸いです。

■株式会社マーヤについて

私たちマーヤは1959年の創業以来、一貫してワンピースやジャケット、コート、ボトムス、ブラウス、スカートなどオールジャンルの高級婦人服作りに取り組んで参りました。

工場は東京都足立区と千葉県香取市の二拠点。あわせて月産は2,000着ほどです。二拠点別々のラインを持つことで、さまざまな商品やブランドの製品作りが並行して行える体制を整えています。

MADE IN JAPANにこだわるアパレルメーカーとの取引と高い縫製技術で、今日まで都内の縫製工場として営業を継続してきました。

自慢の縫製技術は「細メローロック」。

「ロック」とは本来、生地の端がほつれてこないようにミシンで処理をすることですが、通常のロックよりも幅が狭く、縫い上げる難易度の高い「メローロック」を得意としています。

2018年にはこの自社自慢の技術を商品として目に見える形に仕上げることで広告塔にしようと、自社ブランド「マーヤ」を立ち上げ。「ファクトリーブランド・ネットショップ(ファクトリエ)」で「Factelier by MARYA( https://factelier.com/products/list_search.php?tag%5B%5D=MARYA )」としてメローロックの魅力が伝わる「シルキーサテンストレッチブラウス」を販売しています。

メローロックをかけることで縫い幅が細くなり、糸が美しく並ぶため、婦人服の生命線とも言える洋服のドレープ(波打ち)がどのような体型のかたでも美しく出るのが特徴です。

この技術の特徴が伝わるよう、あえて「どのサイズでも美しく着こなせる」フリーサイズとして展開、販売しています。

高級婦人服に価格相応の上品な装いをまとわせる。

それは縫製の仕事です。

上質な仕上がりをお求めになる方は、ぜひ一度私たちマーヤの縫製技術を気軽に都内でお打ち合わせの上で、お試しください。

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企業情報
株式会社マーヤ
https://marya.tokyo/

会社名:株式会社マーヤ
住 所:東京都足立区椿2-8-5
電話番号:03-3899-5975
代表者:菅谷 智

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取材など掲載情報に関するお問い合わせは、「足立ブランド」の運営事務局でもある産業経済部産業振興課ものづくり振興係でも受け付けております。

産業経済部産業振興課ものづくり振興係
電話番号:03-3880-5869
ファクス:03-3880-5605

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