設計から金型製作、レーザー加工、溶接、金属プレス、プラスチック射出成形。その守備範囲は極めて広い。これら生産現場を主に動かしているのは、社員の3/4を占める10代・20代の若手従業員である。その手元で活躍している機械は、ほとんどが非数値制御の熟練を要する汎用機械。熟練技術が若手に見事に継承されている稀有な生産現場がここにある。
下請形態から自社製品保有メーカーへの脱皮も早い。昭和30年代には既に自社ブランド「ナイトハルトゴムばね」を実用化。緩衝防振機構として、各種車両の緩衝機構、産業機械の防振装置として、広く使用されている。現在は自社ブランド「封印環・封印錠」も軌道に乗せている。
従業員がチャレンジしやすい社風を背景として、活気溢れた町工場としての存在感は実に魅力的である。